青山高原 神野山天文クラブ観望会 de 撮影 Vixen AP赤道儀 SB10自動導入
参加しました。
まぁ、参加と言っても、いつものメンバーは撮影三昧で、私は撮影の合間に
40センチ45センチ50センチと大型ドブで観望も楽しみました。
今回はVixen AP赤道儀のSB10での自動導入についても少し説明します。
AP赤道儀とSB10は付属のDSUB9ピンケーブルで接続し、SB10とノートPCは
LANケーブル接続します。
勿論ノートパソコン無しで、SB10だけの構成で自動導入できますが、ステラショットの導入補正は
便利なのでいつも使ってます。
さて、このシステムは電源の投入と切断に少し注意が必要になります。
APにSB10を繋いだだけでは動作しません。
APは5V駆動ですが、SB10は12Vで動きます。
実際に使用するときには、SB10に12Vのコードで給電する必要があります。
このコードはSB10付属のビクセン純正を使用します。
SB10に12Vを挿してメニュー画面が出る前にAP赤道儀の電源を投入します。
タイミングが遅いと、SB10がAP赤道儀を認識しません。
SB10の起動はそれ程早くないので、よほどもたつかない限り大丈夫です。
接続できると、SB10側には接続されている赤道儀名としてAPの表示が出ます。
詳細を見ると
X:144
Y:144
とギア数まで表示されます。
ビクセンとしては、未公表ですが、元々動くように設計されているようです。
でSB1での最大速度は60倍速ですが、SB10を接続すると100倍速になります。
もっとも、SXPの1000倍速やAXDの800倍速と比べればかなりのろまですが
それでも、自動導入になれた人にはかなり便利です。
電源OFFは必ず、AP側の電源を先にOFFしましょう。
逆だとSB10は5Vでは動作しないので、暴走します。
まあね何度か暴走させてしまったとこがありますが、今の所、SB10に異常はありません。
上記に関してはメーカーの保障外の使用になりますから、試される方は
自己責任でお願いいたします。
さて、前置きが長くなりましたが、APに載っているカメラレンズは実は
ツアイスのアポゾナー135mmF2です。
ケーアステックのNikon用バンドセットにNikonD810Aです。
バンビの横顔付近(M8-20-17-16)
ツアイス アポゾナー135mmF2
F3.2 ISO1600 60s×52コマ
北ペリからサドルにかけて
F3.2 ISO1600 60s×30コマ
F3.2 ISO1600 60s×31コマ
流石に低空は青山高原に増設された風力発電の風車の上のライトの被りがきつくて
きれいな処理は出来ませんでしたが、とりあえずアポゾナーのファーストライトです。
今回も2台体制です。
もう一台も望遠レンズで、大砲レンズといえるニコンのロクヨンです。
M8-20付近
AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
D800新改造
ISO3200 F5 120s×21コマ
流石に開放は少し星像が崩れるので2/3段絞ってF5で撮影しました。
ブログの写真では判別できないですがピクセル等倍だとやはり、FSQ106EDやe-180EDと比べると見劣りします。
AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR
D800新改造
ISO3200 F5 120s×17コマ
結論は、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRは超高級レンズだけあってそれなりの描写ですが
このくらいの焦点域は天体望遠鏡で代替のきく領域ですから、あえて選択する必要は無いですね。
私の場合は300mm以下の焦点域は望遠レンズをそれ以上は天体望遠鏡での撮影になると思います。
先日は大芦高原で大変お世話になりました。岡山アストロクラブ準会員の武政です。
さて、これはあの時教えて頂いたシステムですね。私もあの撮影から帰って試してみると動作確認出来ました。電源の入切はかかれている様に慎重さが必要ですが手軽に持ち運んで撮影できますね。梅雨明けぐらいに持ち運んで試してみます。それではまた。有難うございました。
そもそも私はAP赤道儀はハワイ島遠征用に軽量な
ドイツ式で両軸駆動の赤道儀ということで選択したのですが
SB10が使えて、今では普段の遠征のサブ機として重宝してます。
梅雨明けのテスト撮影楽しみですね。
また、備前へ行ったときは宜しくお願いいたします。