GINJI150FN 光軸調整のまとめ
始めは簡単と思ったニュートンの光軸調整も思いも付かない穴に嵌ってしまって
随分と長い時間をこの望遠鏡の光軸調整に費やしてしまいました。
ニュートンの光軸調整箇所はとても多いです。
1.斜鏡のドローチューブからの位置(斜鏡の前後位置)
これは、斜鏡セルの真ん中のネジで長さ調整して、ドローチューブの真ん中にあることが前提です。
まあ、一度あわせれば、斜鏡を洗浄するとき意外は調整すること無いですが。
2.斜鏡の回転角
斜鏡がドローチューブ側の正面に向いていないといけない。
3.斜鏡の角度
斜鏡セルの3本のネジで傾き調整
ここまでは、主に笠井のALINEという単純な光軸修正治具を利用します。
見る場所は、主鏡セルの外輪と斜鏡に映る主鏡、そしてドローチューブの内側の壁
これを同心円状にあわせる。
ここまで出来ると、後は主鏡の傾きを調整
1.主鏡センターマークとセンタリングアイピースの見口が同心円状に合わせます。
使用するのは、タカハシのセンタリングアイピース
写真はALINEを取り付けて撮影してます。
センターマークとALINEの見口が同心円から少しずれてますが、タカハシのセンタリングアイピースだと
同心円状に見えます。
多分ALINEの精度が低い為です。
まあ、笠井さんの説明では、ALINEだけでは光軸は完全に合わせれないとの事ですから
精度の問題もあるのでしょうか。
斜鏡の輪郭意外は全て同心円状に合わせます。
つまづいたのは、これです。
GINJI150FNはオフセット斜鏡ですから、右側の図が正しいのですが、この違いが知らないと
ニュートンの光軸調整は迷宮に入ってしまいます。
ちなみに現状だと、実際の星像で確認すると、焦点内外像は綺麗な同心円状で
焦点像も綺麗なエアリーディスクの周りに、同心円状に干渉リング数本見えます。
後は、実際の撮影ですが、これから梅雨ですから、何時確かめられるか解らないのが
残念ですね。
新月期の梅雨の晴れ間を期待するしかないですね。