五月新月前の遠征 短焦点編
天体用に使ってみました。
このレンズマクロレンズの中でもとりわけシャープです。
同じ焦点距離のタムロン180mmF3.5やシグマの旧180mmF3.5
も使用してますが、比較するとやはり新しいシグマの180mmF2.8が
ダントツの解像度です。
前の2つのレンズはSDレンズを前玉に使用していますが
このレンズはフローライトを3枚使用して、色収差を徹底的に排除した
モデルです。
前置きが長くなりましたがでは、その実力は如何に。

網状星雲
シグマAPO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
Vixen GPD2+ガイド鏡 ペンシルボーグ+QHY5LⅡ
PHDガイディングによる オートガイド
Nikon D3200新改造
ISO 800 F2.8 120s×7コマ 合計14分露出
ステライメージ7でコンポジット
残念ながら、F2.8の明るさだと神野山の空だと、2分以上の露出は無理です。
光害カットフィルターを付ければもう少しコントラストを上げれますが
ちなみに、フィルター径は86mm、ニコンのボディにはフィルターをボディに入れれません。(汗)
星像の方はきわめてシャープでAPS-Cサイズなら周辺まで、綺麗な点像で
FSQバリです。
ハロも殆ど目立たず良い感じですが、網状にはちょっと焦点距離が短いですね。

NGC7000 北アメリカ星雲とペリカン星雲
シグマAPO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
Vixen GPD2+ガイド鏡 ペンシルボーグ+QHY5LⅡ
PHDガイディングによる オートガイド
Nikon D3200新改造
ISO 800 F2.8 120s×16コマ 合計32分露出
ステライメージ7でコンポジット
今回のメイン対象だったのですが、GPD2は自動導入ありませんし、適当に入れたら
こんな構図になってしまいました。
若干トリミングしてます。
星雲をあぶりだす為に、かなり強引な画像処理をしたので、ザラザラ感があります
これも、光害カットフィルター付きで撮りたいですね。
って云うか、光害カットフィルターの要らないくらい空で、、、

おとめ座銀河団 マルカリアンチェーンの付近
シグマAPO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
Vixen GPD2+ガイド鏡 ペンシルボーグ+QHY5LⅡ
PHDガイディングによる オートガイド
Nikon D3200新改造
ISO 800 F2.8 120s×8コマ 合計16分露出
ステライメージ7でコンポジット
春の銀河団も撮ってみました。
適当におとめ座のマルカリアンチェーンのあたりが入れば良いなって感じで
後で見たら、上の隅に入ってました。(笑)
この辺は系外銀河の宝庫で、写真の中には、マルカリアンチェーン以外の銀河も
沢山写ってます。

M8-20 いて座の散光星雲付近
シグマAPO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
Vixen GPD2+ガイド鏡 ペンシルボーグ+QHY5LⅡ
PHDガイディングによる オートガイド
Nikon D3200新改造
ISO 800 F2.8 60s×16コマ 合計16分露出
ステライメージ7でコンポジット
今回初めて180ミリのマクロレンズを使用しましたが、
この辺の焦点距離だと、構図が重要だと思いますね。
結構そういう意味では、難しい焦点距離のような気がしました。
私的にはやっぱり300ミリ以上が使い慣れてるという感じですが
また、このレンズでチャレンジしたい対象があるのでその時まで
ってことにします。(笑)

